検査・校正

検査・校正

管理点検する項目は、使用されるプロセスの内容、連続運転・間欠運転の方式、流体の状性、設置場所(室内・屋外の別)流量計の器種などにより異なりますが、ここでは特殊条件の場合を除き、一般標準的な項目を検査・校正いたします。主な管理項目は、目視点検、補修、分解洗浄、部品交換、脈動や急激な流量変化、補正係数の計算などに対応いたします。校正方法は、日本工業規格( フロート形面積式流量計による流量測定方法)に基づき、測定流体および測定系の種類により選定(検査成績書に校正方法を記載)いたします。

検査・校正

検査・校正対象製品

・FLO-PL4型、FLO-PL18型
・FLO-I-18型 FLO-I-12型
・FLO-L65型、FLO-L68型、FLO-L70型、FLO-L70型(2連式)
・MS-33型(3連式)

点検管理項目

  1. テーパー管のよごれ
  2. フロートの動き
  3. 流体シール部の漏れ
  4. 流体に接する部品の腐食
  5. フロートの腐食・変形
  6. 温度・圧力などの測定条件の変化
対象 項目 基準
流入・流出接続部 気 密
取り付け方法
・漏れがないこと
・配管に鉛直に取り付けられていること。
テーパー管部 ①パッキンググランド部の気密
②内外面の汚れ
③流量目盛の汚れ・はがれ
④内外面のきず
・漏れがないこと。パッキングの腐食・老化が ないこと。
・汚れていないこと。
・汚れやはがれがなく明瞭であること。
・きずやひび割れがないこと。
支柱 ①支柱締付けナットのゆるみ
②支柱・ナットのさび
・ゆるみや支柱の曲りがないこと。
・さびがないこと
フロート ①腐食
②流体の固着
③最大径つば部のエッジ
の摩耗・変形
④ガイド用穴のつまり
⑤変形、重量変化、比重変化
・腐食されていないこと。
・液体のカスやゴミが固着していないこと。
・エッジの摩耗・変形およびきずがないこと。
・穴のつまりがないこと。
・フロート比重量が変化しないこと。
フロートガイド ①腐食
②曲り
③セット位置
④流体の付着
⑤フロートストッパ
・腐食されていないこと。
・曲りがないこと。
・つねにテーパ管の中心にセットされていること。
・流体のゴミが付着していないこと。
・ストッパの腐食・変形がないこと。
ゼロ点 流体が流れていないときは、フルスケールの1/10以下を指示すること。
安全性 指示が安定していること。

点検管理項目

  1. 取付けは振動の少ない場所をお選びください。また取付け場所は、フロートその他の部分の交換および掃除に容易な空間をお選びください。
  2. テーパ管の中心軸が鉛直になるように取付けてください。テーパ管の中心軸が鉛直線に対して傾きますと、精度および感度が低下しますので、立上がり配管の鉛直度、取付け面の水平度はご注意ください。
  3. 修理や保守などで流量計を取り外しても、運転に支障をきたさないようにバイパス管路を設けてください。
  4. 配管系に生ずる応力が、流量計に伝わらないように配管を固定してください。
  5. フロートの動きが不安定になるおそれがありますので、流入部直前、流出部直後の急激な広がりやすぼまりは避けてください。
  6. バルブの開閉操作は、流量計への急激な衝撃を避けるためにゆるやかに行ってください。(FLO-PL18型・FLO-L68型)
  7. テーパ管(硬質ガラス)は急激な温度変化を与えないようにご注意ください。
  8. きょう雑物などが混入している流体は、作動不良などを起こすためご注意ください。
  9. 流体の凍結による破損を防ぐために冬期運転を休止する場合におきましては、液体を抜きとる、あるいは保温を行うにしてください。
  10. テーパー管のよごれ
  11. テーパー管のよごれ

面積式流量計の原理

面積式流量計の流量測定部は、管路上に鉛直に設置されたテーパ管と、テーパ間内を上下に移動するフロート(可動部)があり、流体はテーパ管の下方から入り上方に流出いたします。

流体が流れ始めるとフロートの前後に差圧が生じ、この差圧が、流量の変化に関係なく一定になるようにフロートが上下するもので、このとき、フロートとテーパ管との間に作られる環状部面積と流量とは比例関係にあります。流量が増加すれば、フロートは上方に移動するとともに環状部面積は増加し、上向きの力(前後の差圧、流体による浮力およびフロート表面摩擦力など)と下向きの力(フロートの重量)がつりあう位置で静止し、その位置を直接または間接的に検出して、瞬間流量値を測定することができます。